5月14日に大阪市会が開会しました。コロナ関連補正予算案と一元化条例に基づく「事務委託規約」(4本)の審議が中心です。
大阪市5月補正予算(案) 今なぜ? 「買い物応援」に100億円! 医療・生活対策に廻すべき!
大阪市の5月議会での「コロナ関連補正予算(案)」
<補正予算案の内訳>
コロナ感染症患者受入病床拡充協力金の追加 46億6000万円
住居確保給付金の追加及び体制強化 13億 200万円
コロナ禍で困難・課題を抱える女性への支援 1500万円
買い物応援キャンペーン事業 99億3800万円
計 159億1500万円
大阪市の2019年度よりの「コロナ対策の財政規模」合計金額は、この5月補正を含めて、5281億円となります。
(内訳)国庫支出金 3657億円
府支出金 749億円
大阪市一般財源 1052億円(▼176億円)
*5281億円の歳出の内、大阪市の財源支出は 20%だけ。財政調整基金は、1,000億円以上残っている。
その一方で、「夢洲」地下鉄延伸工事費は、40億円増の見込み!
万博会場を予定する「夢洲」の地下鉄延伸トンネル工事費が、軟弱地盤の難工事のために当初の試算額より40億円増となり、290億円かかると大阪市が明らかにした。夢咲トンネルの線路整備などを合わせると580億円となる。淀川左岸線2期工事(梅田〜此花)が700億円増となり、1860億円に跳ね上がった。
コロナ禍や「医療崩壊」で市民生活が「大ピンチ」の大阪市が、こんな大型投資に税金を投入していていいのか? 「万博・夢洲開発」は断固見直すべきだ!