一方、大阪湾ベイエリアの埋め立て地も各所で大きな被害を受けました。大阪府咲洲庁舎(WTC)横の駐車場では、多数の車が横転・大破しました。しかし、NHKは「住之江区」とは言うものの、「咲洲庁舎横」とは報道しませんでした。それ以上に、夢洲(万博、カジノの予定地)については、マスコミでは一切報道されませんでした。事実上の報道規制が行なわれていたようです。
災害翌日(5日)の夢洲の様子を撮影した写真です、
コンテナターミナルのコンテナが散乱し、コンテナ輸送用の施設も一部倒壊しています。信号機や街灯も倒れています。
こんなことを隠して、松井知事は9日より、万博誘致宣伝で「欧州行脚」しています。そのアピールポイントは「災害に強い大阪市」だそうです。お笑いみたいですが、これが維新トップの考えていることです。万博誘致の賛否以前に、このように災害に無防備なところに、多数の人々を集客しようとする無茶な構想を許してよいのでしょうか。
9日の段階では、コンテナは整理されていましたが、信号機や街灯の破壊はそのままだったそうです。カジノ・万博よりは防災を、これが大阪府民・市民の願いです。