夢洲懇談会のfacebookからの転載です。

【8/4博覧会協会と面談しました】
4月末、博覧会協会に対し提出した申し入れに対し、他協力団体とともに面談で回答を得ました。
主な申し入れ事項は以下の3つ。
①SDGs達成に貢献するためにも、会場地の変更を。
②コロナ前の計画をコロナ後に変更すべき。事業圧縮しコスト削減を。コスト削減に一番貢献するのも会場地変更。
③万博後の夢洲は、IRカジノのまちづくりが計画されている。カジノがこなければどうするのか?
博覧会協会からの回答は以下の通りです。
①会場地変更
博覧会協会は万博の準備運営が仕事。会場変更を言う立場ではない。
現時点で、夢洲が会場として最適地と考える。
②コスト削減
コロナに関係なく、随時取り組んでいる。
③カジノがこなければどうするの?
万博とIRカジノは別プロジェクト。カジノが来る来ないにかかわらず、よりよい万博を作るため検討していく。
その他、主な議論のQAは以下の通りです。
Q,環境アセスメントの現況調査はどうなっているか。2019年度以降の事業者との契約情報がないが、現在は?
A,2019年11月に契約し現況調査を始めている。同じ業者と2020年度も引き続いて契約、実施している。
Q,公開情報にないまま随意契約か?
「方法書」が出る前から現況調査を始めるのは法律違反。方法書ができて縦覧、調査項目が決定してからの現況調査が手順であり、環境アセス制度を否定するものであり大問題。
先に実施していることを大阪市環境局は知っているのか?
A、知っている。
Q,方法書ができた後追加の調査項目はどれほどあるのか?
A、今すぐに答えられない。
Q,SDGsは「持続可能な開発目標」であり、持続可能性、跡地利用は非常に重要だが、登録申請書にも書かれていない。SDGs達成のための万博であれば、跡地利用をどう考えるのか。
A,大阪市等が作る夢洲まちづくり構想に基づくため、協会は跡地計画の主体とならない。
ソフト的なレガシーを引き継ぐ。
上記からわかることは、コロナ以降、環境が大きく変わったことは認め、適宜協議しているというものの、影響が大きい会場などの基本事項についても変える気がないということです。
「よりよい万博」とは、開催時だけ考えればいいのでしょうか。
大阪市民一人あたり約3万円も、カジノ万博のインフラ整備に投資する一大事業にもかかわらず、跡地計画は関知しない、というスタンスでいいのでしょうか。
SDGs達成に貢献する万博にするためにも、早急な対応が必須です。しかし残念ながら、博覧会協会からは強い意志を感じることができませんでした。
posted by terama at 19:11|
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