2020年08月06日

博覧会協会と面談(8/4)

夢洲懇談会のfacebookからの転載です。

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【8/4博覧会協会と面談しました】

4月末、博覧会協会に対し提出した申し入れに対し、他協力団体とともに面談で回答を得ました。

主な申し入れ事項は以下の3つ。

①SDGs達成に貢献するためにも、会場地の変更を。
②コロナ前の計画をコロナ後に変更すべき。事業圧縮しコスト削減を。コスト削減に一番貢献するのも会場地変更。
③万博後の夢洲は、IRカジノのまちづくりが計画されている。カジノがこなければどうするのか?

博覧会協会からの回答は以下の通りです。

①会場地変更
博覧会協会は万博の準備運営が仕事。会場変更を言う立場ではない。
現時点で、夢洲が会場として最適地と考える。

②コスト削減
コロナに関係なく、随時取り組んでいる。

③カジノがこなければどうするの?
万博とIRカジノは別プロジェクト。カジノが来る来ないにかかわらず、よりよい万博を作るため検討していく。

その他、主な議論のQAは以下の通りです。

Q,環境アセスメントの現況調査はどうなっているか。2019年度以降の事業者との契約情報がないが、現在は?

A,2019年11月に契約し現況調査を始めている。同じ業者と2020年度も引き続いて契約、実施している。

Q,公開情報にないまま随意契約か?
「方法書」が出る前から現況調査を始めるのは法律違反。方法書ができて縦覧、調査項目が決定してからの現況調査が手順であり、環境アセス制度を否定するものであり大問題。
先に実施していることを大阪市環境局は知っているのか?

A、知っている。

Q,方法書ができた後追加の調査項目はどれほどあるのか?

A、今すぐに答えられない。

Q,SDGsは「持続可能な開発目標」であり、持続可能性、跡地利用は非常に重要だが、登録申請書にも書かれていない。SDGs達成のための万博であれば、跡地利用をどう考えるのか。

A,大阪市等が作る夢洲まちづくり構想に基づくため、協会は跡地計画の主体とならない。
ソフト的なレガシーを引き継ぐ。

上記からわかることは、コロナ以降、環境が大きく変わったことは認め、適宜協議しているというものの、影響が大きい会場などの基本事項についても変える気がないということです。

「よりよい万博」とは、開催時だけ考えればいいのでしょうか。
大阪市民一人あたり約3万円も、カジノ万博のインフラ整備に投資する一大事業にもかかわらず、跡地計画は関知しない、というスタンスでいいのでしょうか。

SDGs達成に貢献する万博にするためにも、早急な対応が必須です。しかし残念ながら、博覧会協会からは強い意志を感じることができませんでした。
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2020年05月14日

経済産業省あての大阪カジノに反対する団体懇談会の要望書

5月7日に大阪カジノに反対する団体懇談会が経済産業省に提出した要望書です。

経済産業大臣 梶山弘志 様
2020年5月7日
申入れ団体 大阪カジノに反対する団体懇談会 

長期化する新型コロナ肺炎対策と、大阪府民のくらしを支えるため万博計画の見直しを求める要望書 

 貴職におかれましては、大阪・関西万博の成功に向けた諸準備をはじめ、日本経済の発展にご尽力をいただていることに敬意を表します。また現在の新型コロナ肺炎拡大のもとで、国民のくらしや経済回復の対策などにご腐心いただいていることと察します。
 私たちは、大阪の経済状況を鑑みて、このまま夢洲でのIR・カジノ、万博計画をすすめていいのか、府民に働きかけている団体です。構成団体は最後に紹介させていただいております。
 2025年に予定されている、夢洲での大阪・関西万博は、人工島であることから、埋め立てや、アクセス面で、多大な予算を要すると発表されています。我々の団体が「万博協会」と懇談させていただいた際、「万博参加者のアクセスのため、舞洲からの橋をもう一本増設したい」と明言され、大阪市が財政上無理だと返答されたことは、記憶に新しいところです。
 また、咲州から夢洲への地下鉄延伸費用200億円についても、2017年に吉村大阪市長(当時)は、「IR業者に負担を求めていく」と答弁していました。しかし、現在大阪でのカジノに手を挙げているMGMリゾーツは、新型コロナ肺炎によるラスベガス閉鎖などにより、資金繰りがきびしく、地下鉄延伸のための200億円を出せる余裕があるとは思えません。もし、カジノ業者が、この負担を拒否した場合、大阪府・市が負担することになるのではないでしょうか。
 しかし、子どもの貧困率が沖縄についで全国ワースト二位、経済でも90%以上を中小企業が占める大阪で、税金を地下鉄延伸につぎ込む時ではないと考えます。
 コロナ禍から府民、国民を守る抜本的対策に必要な別途の税源を確保するためには、緊急かつ人命にかかわる重大事案への優先度を検証し、既存の政策や計画の変更によって市民生活を守る対策を最優先すべきと考えます。
 現在、大阪市の人工島「夢洲」で開発が進められている「カジノ誘致」計画、及び莫大な財政負担を要する「2025年大阪・関西万博」の在り方について、その見直しを下記の通り申し入れいたします。
                    記

1. 府民のくらしと、経済回復のため、「万博」会場と規模の再検討を求めます。
   
 今回の新型コロナ肺炎が終息しても、その被害は甚大であり、おまけに第二波、三波の流行も懸念されています。この被害に備えることが最優先です。
 万博会場はまだ、決定したわけではありません。国際万博協会の総会も延期になっています。ドバイ万博が延期になっていることから、大阪・関西万博の延期も確実と思われます。
 今は、夢洲に莫大に税金をつぎ込んで「万博」会場整備を急ぐ時ではなく、会場の規模や分散開催、会場の変更も視野に入れて検討すべき時だと考えます。
ぜひ、ご検討をお願いします。
      
大阪カジノに反対する団体懇談会賛同団体
カジノ問題を考える大阪ネットワーク
あかん!カジノ女性アピール
大阪カジノに反対する市民の会
大阪を知り・考える市民の会
どないする大阪の未来ネット
STOP!カジノ大阪
市民のための行政を求める会
平和と民主主義をめざす全国交歓会

同じ日に、大阪市・大阪府・万博協会にも要望書を提出しています。
posted by terama at 19:22| Comment(0) | 大阪万博 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月06日

夢洲問題で国際博覧会協会に要請書を出す

夢洲問題懇談会は、国際博覧会協会事務局あてに、夢洲の持つさまざまな問題点を指摘し、万博会場の再考を促す要請書を送付しました。

要請書(英文)は、以下からダウンロードできます。

100828a letter to BIE.pdf
posted by terama at 20:25| Comment(0) | 大阪万博 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

夢洲問題で大阪市と協議(9/5)〜さまざまな矛盾点が明らかに

9月5日、夢洲問題懇談会(夢洲の都市計画変更を考える懇談会)と大阪市との協議がおこなわれました。13時30分から始まった協議には、どないネットのメンバーも含めて約15人が参加し、大阪市からは港湾局・環境局・経済戦略局国際博覧会推進室などの担当者が出席しました。

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あらかじめ提出した要請事項の8項目について、大阪市側からの回答(文書回答)があり、質疑に移りました。

「物流拠点としての従来計画の変更」については、2020年代後半には現在の90万TEUから140万TEUへとコンテナ貨物の取り扱いを増やそうとしているにもかかわらず、現在でも滞留している貨物や交通渋滞を解決することなく、さらに観光拠点としていくことの問題点が指摘されました。

また、ゴミ処分場である夢洲に集客施設を作って、液状化や津波対策、有害ゴミなどの対策が十分できているのかという質問に対して、大阪市側は「夢洲の1区は廃棄物を埋め立てていて、液状化するかどうかは不明。2区・3区はしゅんせつ土砂が主で、残土が上部にしか入れていないので液状化の可能性は少ない。4区は建設残土だが、すでにコンテナ・ターミナルとして使用中で液状化対策は取られている」ので、液状化の可能性は少ないと答えました。しかし、それはおかしいのではないかという指摘が参加者からさまざまな観点で出されました。また、しゅんせつ土砂の安全性について、大阪市は「その時の国の法律に基づき定めた受け入れ基準を遵守」しているから問題なしと答えたのに対し、埋め立てが始まった1985年から2006年まではほとんど規制がない状態だったのだから、改めて土砂の安全性を検証する必要があると訴えました。

大阪市のHPでは、1区から2区に排出されている水は市民が触れるのにふさわしくないと書かれているのに、通産省のHPにアップされている動画などでは、水辺を使ったイメージが流れていることへの疑問も出されました。大阪市の回答は「動画はあくまでもイメージであって、具体的にどういうことをするのかは決まっていない。実際に水と触れ合うような形になれば、水質検査や対策はおこなう」と繰り返すだけでした。

回答の中で、夢洲2区・3区については、「港湾局としては万博終了後もゴミ処分場として活用していく」とあったことにも質問が集中しました。どうも大阪市としては、カジノ・IRとの兼ね合いでこの辺りを決めようとしているという印象を受けました。

交通アクセスについては、此花大橋は現在の歩道を車道化して、歩道を張り出させる形にする、夢舞大橋はもともと3車線設計になっているとの説明でした。しかし、コンテナを運ぶトラックが現在でも渋滞している中で、果たして工事用車両や観光客のシャトルバスがスムーズに通行できるのかという疑問は解消されませんでした。

さらに、生物多様性スポットとしての夢洲という認識が、大阪市にはほとんど感じられませんでした。国際博覧会協会には、夢洲が生物多様性のホットスポットであることは伝えたとのことですが、そのことを十分に検討した結果として夢洲を会場として決めたのかは明らかではありません。

いずれにしても、夢洲のもつさまざまな問題点が浮き彫りになるとともに、大阪市がそうした問題点を真剣に検討した形跡が見られない協議でした。

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2019年06月26日

大阪市民サミットで夢洲問題の分科会

G20大阪市民サミットが6月25日から始まりました。1日目の25日には、午前中に全体会、午後から2つのセッションで10の分科会が行われました。

全体会については、各メディアも報道しています。

産経新聞
https://www.sankei.com/west/news/190625/wst1906250039-n1.html

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190625/k00/00m/030/082000c

午後の分科会では、夢洲問題の分科会=「地域から世界へ:SDGsと夢洲万博 夢洲のリスクとポテンシャル」が開かれ、どないネットからも報告しました。

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この分科会では、まず大阪を知り・考える会の中野さんから開会のあいさつがあり、続いて6名の方が夢洲の抱える問題点について、「SDGs」「自然環境」「物流」「公害」「大気汚染の増大」「財政」の視点から、問題提起しました。そのほかに、「軟弱地盤」「経済」の観点からのレポートもペーパーの形で提起されていました。この中の「夢洲と物流」問題について、どないネットの馬場さんが報告を行いました。

どないネットからの報告は以下からダウンロードできます。
G20市民サミット原稿.(最終).pdf

そのあとの質疑討論でも、会場から活発な質問や意見が出され、非常に充実した分科会になりました。特に、夢洲の環境アセスメントについては、現在その「方法書」作成の業者が公募中ですが、市民サイドからアセス項目や方法などについて、積極的に提起していくことの重要性が指摘され、そういったとりくみを進めていこうということが確認されました。
posted by terama at 07:47| Comment(0) | 大阪万博 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする