2月16日に大阪府・大阪市とSPC(大阪IR株式会社・・MGM・オリックス連合)との間で、IR・カジノの「基本協定」が締結されました。
府民意見(パブコメ)537名(団体含む)1,497件、市会への陳情130件余、公聴会での公述(4回)40人(90%が反対意見)、住民説明会(7回で中止、質問意見の90%が反対)は完全に無視されています。
なお、基本協定書の細部公表の予定はないとのこと(電話で質問したことへの返答)。
SPCの連帯保証人は、MGMとオリックスが連帯保証していますが、保証限度額はわずか6億5千万円で、こんな事業者に断然有利な「協定」は許されるのでしょうか? どんどん費用負担を要求されたり、利益なければ簡単に撤退可能となる恐れがある内容です。
発表されている範囲の概要
*SPCによる費用負担
インフラ整備費の一部 202億5千万円
選定費用 1億2千5百万円、 環境評価調査費 7千万円
*大阪市の負担
土地改良費(現在予定されているのは) 790億円
*協定の解除権
大阪府・市〜SPCに重大な義務違反があった場合、認定の申請同意及び債務負担行為の議会議決が得られなかった場合
SPC〜判断基準日:認定後20日を経過した日、通知期間:判断基準日から60日以内
SPCは、条件成就のために府市と密接に協力・連携し、合理的に可能は範囲で努力したうえで誠実かつ合理的な裁量による条件の成就・不成就を判断。
・主な条件〜税務上の取り扱い、カジノ管理委員会:国際競争力・国際標準の確保、開発:土地・土壌に関する大阪市における適正な措置の実施等、コロナ感染症:国内外な観光需要の回復の見込み等
協定解除の効果:SPCの違約金 6億5千万円(SPCに帰責自由がある場合)
posted by terama at 20:26|
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