2022年01月29日

万博、IR・カジノのための「夢洲開発費用」が高騰!

現在行われているカジノ説明会・公聴会で、「怒りの声」が続出しています。

たとえば、1月24日の公聴会では次のような意見が出ていました。

*夢洲の環境・土壌問題の懸念、 投じた6千億円をどうするのか。
*土壌対策の790億円の内、汚染排除費は360億で済まない。
*市民説明も合意もできていない。住民投票すべきである。
*プラス面ばかり宣伝し、マイナス面を言っていない。
*コロナの時代に1兆円投入するのは間違い。その金を、防災・地震対策に廻せ。
*港営事業会計が破綻する。港湾行政を重視して、IR断念せよ。
*カジノで設けるなどは、「ヤクザ」の論理だ。依存症を自己責任にするな。
*コロナ時代の今なら、撤回の理屈は立つ。
*市長・知事はテレビばかりに出ず、公聴会・説明会にも来い。
*パチンコは10時で閉まるが、カジノは制限がない、泥沼にはまる。
*カジノは経済をダメにする。
*カジノ収支の根拠を明確にせよ。4200億円の収益があると思うのか。
*IR推進局は、解散すべきだ。
 
ここにきて、松井市長は「IR・カジノのための夢洲土壌改良費用は、一般会計から出しません」「「IR施設に税金を使いません」と言っただけで土地とは言ってません」などと市民を愚弄した詭弁を弄しています。しかし、一般会計も、港営事業会計などの特別会計も、「金庫」は同じです。

「万博」・「IR・カジノ」のための「夢洲開発費用」は、大阪市が3千億円、万博会場建設費用・府市で620億円、「大阪パピリオン」建設に160億円、淀川左岸線2期に大阪市800億円もかかります。しかも、まだまだ膨れ上がる可能性が強いと思われます。

*夢洲インフラ整備・・・・・・・・1,240億円→1,349億円に膨らんでいます。   
・夢洲内追加造成、島内幹線道路、上下水道整備 367億円(大阪市)
・地下鉄延伸(島内346億+島外290億) 636億円(港営会計・OTS・大阪市・国は64億だけ?、IR事業者が202億負担予定という)
・夢舞大橋・此花大橋拡幅・舞洲内高架化 67億円(大阪市)
・消防拠点施設 20億円(大阪市)
・夢洲駅前広場整備 30億円(大阪市)
・夢洲駅増強・階段等整備 33億円(大阪市)
・輸送力増強費 (府・市で折半) 60億円(府・市)
・急速埋立費用(2年前補正で執行済み) 136億円(大阪市)
   
*夢洲の土壌汚染除去・地盤沈下補強費用 1期 790億円+2期~3期 788億円=1,578億円を予定
昨年12月8日の大阪市大規模事業リスク管理会議の資料を見ると、IR用地(当初49ha)の土壌改良対策費として790億円としていますが、更に2期(27年~)、3期(35年~)で、万博会場跡地を含めて改良工事費として、788億円を見込んでいます。 
 
*双方を合計すると 夢洲土地整備。インフラ整備だけで2,927億円となります。
この内、 2,482億円を「港営事業会計」に押し付けようとしています。「一般会計に負担はかけない」と言っていますが、「港営事業会計」は2020年度末決算で、起債(借金)残高が1,200億円、累積欠損金総額が1,400億円という最悪の状態です。この上に、更に1千億円以上の起債(大阪市の保障)の発行を計画しているのです。返済に50年かかるとしています。一般会計に跳ね返るのは明確です。
 
*さらに、新大阪駅と此花大橋をトンネルで結ぶ淀川左岸線2期工事1,860億円の大阪市の負担が800億円、万博会場建設費の府市負担が620億円、大阪パピリオン建設費が160億円と言われています、これだけでも、万博・IR・カジノのため地元負担が4千億円を大幅に超えます。   

* 大阪市民・大阪府民の生活や福祉・コロナ対策、中小事業者の経営支援、大阪港の維持管理、さらに、差し迫る南海トラフの防災対策等が急務な時、計りれない悪影響を与えるこんな財政出動は許せません。まして賭博・カジノのために・・!
posted by terama at 09:34| Comment(0) | 夢洲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月24日

カジノ誘致・万博大型投資・・いよいよ最大の山場!

カジノ誘致・万博大型投資・・いよいよ最大の山場! 2月~3月議会に全力集中を!
          
議員提案による「住民投票」を実現しよう!

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1月21日、「エルおおさか」で開催の「万博・カジノを考える討論集会」(主催:どないする大阪の未来ネット)には どないネットや大阪・市民交流会のメンバー、各地で頑張っている市民の皆さんなど100名が参加し、「カジノを止めよう、夢洲への大型投資をやめさせよう」の共通した思いを集結して熱気ある集会が開催されました。「活動資金カンパ」も6万円を超える協力をいただきました。
        
当面、大阪市会へ「陳情書」を集中しましょう!
 
新聞報道がありましたように、「自民党大阪市議団」の中で、カジノ誘致に対して議員だけで決めるのでなく、「市民の意見を聞こう」との主旨で、「住民投票の実施」を求める議員提案による条例制定の動きがあります。ぜひ、実現させるためにも市民の声を議会に届けましょう。ぜひとも、「陳情書」を出してください。                
  
陳情書の締め切りは2月7日 必着です。(市役所へ郵送か持参です)   
(提出できる方、大阪市の住民か、団体ならば大阪市内に事務所がある方)

以下は、陳情書の例文です。 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
                              年   月   日
大阪市会議長 様、                       

○○○○に関する陳情書  
   
陳情趣旨: 趣旨を書く
陳情項目: 簡単に「明確」に書く  (だらだらと書かない)1枚に1項目だけ書く
住所、名前(団体は、団体名 代表者名)・・(署名又は捺印)、連絡先電話番号  

*届け先(郵送先)
530-8201 大阪市北区中之島1-3-20 大阪市役所 8階 大阪市会 議事担当係あて 
  
*なお、2月初めには「万博」や「IR用地改良」の予算案が出ます。これについても具体的に「どの予算の削除を求める」等を指摘して出しましょう。 
posted by terama at 21:00| Comment(0) | カジノ・IR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月07日

カジノ誘致に反対するネット署名の呼びかけ

カジノ誘致に反対するネット署名の呼びかけです

署名は以下のサイトからできます。

https://www.change.org/p/%E5%90%89%E6%9D%91-%E6%B4%8B%E6%96%87-%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C%E7%9F%A5%E4%BA%8B-%E6%9D%BE%E4%BA%95-%E4%B8%80%E9%83%8E-%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%B8%82%E9%95%B7-%E3%82%AB%E3%82%B8%E3%83%8E%E8%AA%98%E8%87%B4%E3%81%AF%E3%82%84%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%81%A0%E3%81%95%E3%81%84/sign?cs_tk=Atty2RCyJOQCFU7q32EAAXicyyvNyQEABF8BvA9iXQCTh34Umpjhji3DAq4%3D&pt=AVBldGl0aW9uAD4c5gEAAAAAYdavzdJGWIo1Y2Q1NTY0Mw%253D%253D&source_location=aa_sign_ask&utm_campaign=c9246a8634564c82b7fcc693dfe44d58&utm_content=initial_v0_4_0&utm_medium=email&utm_source=aa_sign_ask&utm_term=cs

カジノ=賭博場(とばくじょう)を大阪に誘致するため、大阪府市は計画案を公表し、2022年2月・3月の府市両議会で同意決議を行おうとしています。しかし、夢洲整備に1,240億円、さらに土壌改良に790億円、カジノ用地の夢洲整備に2,000億円以上(概算)もの公費が投入されようとしています。

「いのち輝く未来社会のデザイン」とは「カジノ万博」ですか? 万博、実は「IR・カジノ」のための整備?

わずか半年の「2025万博」に4,000億円超の巨額投資

インフラ整備が高騰を続けている夢洲は、津波などの災害にも弱く、地盤沈下、軟弱地盤、液状化が懸念される人工島です。1,850億円かける会場建設も、万博終了後は原則撤去、残るのはIRカジノ。夢洲のインフラ整備はほぼ大阪市の負担です。
●万博・IRカジノ誘致のための「夢洲インフラ整備費用」(概算)1,240億
●IRカジノ用地の土壌改良に790億円
●万博会場建設費(展示施設・円形大屋根・イベント施設・飲食施設等)1,850億
●万博運営費(入場料で賄うというが大幅赤字が予測される)820億円

私たちはカジノ誘致に反対し、夢洲整備費・万博関連経費の大幅削減を求めます。
「市民生活」「中小業者」の支援で経済復興、「防疫・防災対策強化」を
●大阪経済の地盤沈下を進めるカジノ誘致計画は中止する。
●交通アクセスのための過剰なインフラ整備を中止する。
 (1日あたり来場者数は万博でUSJの4倍、カジノで同1.4倍と非現実的な想定)
●今は市内・府内の観光業の復興が優先。
●夢洲での万博は費用が高騰。夢洲でするなら規模縮小してシンプルに。
●夢洲は従来の「大阪の物流拠点」として発展させる。

知事・大阪市長への要望書に署名のご協力をお願いします。

1.賭博場(とばくじょう)・カジノの誘致計画を中止・撤回してください。
2.保健・医療体制の充実でコロナ対策を強化し、防災・減災対策を強めてください。
カジノ問題を考える大阪ネットワーク
〒530-0047 大阪市北区西天満4-5-5
マーキス梅田301号 大阪いちょうの会気付
yabuta50@yahoo.co.jp
●あかん!カジノ女性アピール
●大阪を知り・考える市民の会
●市民のための行政を求める会
●どないする大阪の未来ネット
●大阪・市民交流会
●大阪カジノに反対する市民の会
●カジノ問題を考える大阪ネットワーク
●STOPカジノ大阪
●平和と民主主義をめざす全国交歓会
posted by terama at 09:56| Comment(0) | カジノ・IR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする