夢洲のIR用地改良に800億円を公費(港営事業会計)で負担すると言明した件の続報です。
大阪港の運営ができません!
大阪市特別会計の「港営事業会計」は今でも「破綻寸前」です。港湾局は毎年3月と10月に「港営事業会計」(埋立会計と施設提供会計で構成)の将来10年間の「収支見通し」を発表しています。 今まで、咲洲、舞洲、夢洲など人工島を埋立た土地を整地して港湾や物流業者などに販売や賃貸して「埋立費用」を回収して成り立っていました。
ところが万博やIR・カジノが浮上して、夢洲の土地を売却や賃貸をストップせざるを得なくなり、夢洲からの収入がなくなりました。2016年11月に朝日新聞が「夢洲で万博、困った」、港営事業は「火の車」と報じました。
それ以降、ギリギリの収支で運営してきました。夢洲の埋立が開始されてからの30年間の造成費用は、約3千億円かかっています。(主に一般家庭ごみ、建設残土、環境廃棄物などの処分場) 土地売却がストップするまでの売却収入は130億円程です。5%も回収できていません。
その上、万博のためにインフラ整備の1,250億円も多くの部分が「港営会計」からの支出です。
「港営事業会計」は破綻寸前です!
港湾局は、万博会場はタダで貸与し、IR・カジノ用地は年間25億円での賃貸のため、収入見通しが立てません。
しかも、昨年10月の試算では、2022年にIR業者から202億円を収入する、同時に22年から賃貸料の年25億円を収入するという試算でかつかつ10年間持つと試算しました。ところが、IR計画の大巾遅延で、この収入が見込めず、今年3月の「試算表」は出せませんでした。
今でも「破綻」寸前です。一般企業なら「倒産」ですが、公営事業ですから倒産はできず、必然的に一般会計にたよることになります。松井市長は港営事業会計から800億円出させると言っています。それも「起債」(借金)で賄うそうです。起債は大阪市の「起債」で、大阪市の借金です。結局は大阪市民の税金に廻って来るのです。その後、松井市長は、「一般会計からの支出も考える」と言って、当初言っていた「市民の税金は使わない」という確約を反故にしようとしています。
港の運営、国際物流に大きな影響が!
こんな大問題を 20日、僅か40分の「副首都推進会議」で決める松井・吉村体制は大阪市民や市民生活を完全に無視しています。大阪港は関西経済の国際物流拠点として、発展させるとして、コンテナふ頭の拡大や物流基地の確保などを言いながら、それを阻害することをしているのです。
カジノ・万博を含めて、夢洲への投資問題も来年2月議会で徹底議論をしてほしい。同時に私たち市民運動も性根を入れて頑張らねばなりません!
2021年12月29日
2021年12月21日
大阪市が夢洲に800億円の税金投入! 夢洲のIR・カジノ用地の土壌汚染・液状化対策費として
夢洲のIR・カジノ用地の土壌汚染・液状化対策費に大阪市が800億円税金投入というニュースが一斉に報じられました。来年度予算に計上するようです。
報道によると、土壌汚染や沈下・液状化が問題となっている「夢洲」のIR・カジノ誘致用の土地49haの改良対策費用として、大阪市が800億円の税金を投入すると報じています。
松井市長は、以前 IR・カジノ用地には一銭も使わないと言明していました。万博のために、大阪市はすでに用地・インフラ整備・会場建設費などに約2千億円を投入する予定で、その上にさらに800億円など断じて許せるものではありません。
松井市長は、800億円を「港営事業会計」から賄うと言明しています。港営会計は、来年度に202億円のIR業者からの収入、及び来年度からIR用地の賃貸料年25億円を見込んで、「10年間の収支試算」で何とか成り立つとしていました。しかし、これが崩れて、収支見通しが全く出せない状態で、一般会計からの大幅な繰り入れがなければ、事実上の「破綻」となります(単独会計では成り立たない)。
その上に、800億円を押し付けると言う。それこそ、「港営事業会計」は「不良債権の集積場」なのでしょうか?、これでは、港運営は成り立たず、大阪経済は破綻してしまいます!
読売新聞の報道を紹介します。
夢洲の土壌対策費800億円、大阪市が全額負担…IR候補地
2021/12/20
大阪府と大阪市が誘致を進めるカジノを中核とする統合型リゾート(IR)を巡り、候補地の人工島・ 夢洲 (大阪市此花区)の土壌対策費を市が約800億円と算出していることがわかった。土地を所有する市が安全面などを考慮して全額を負担し、来年2月の市議会に関連予算案を提出する方針だ。
IRの候補地は夢洲(約390ヘクタール)北側の約49ヘクタール。国が設置を認可すれば、市は事業者と定期借地契約を結び、2029年度の開業を目指す方針。
候補地周辺では今年1月、市の土壌調査で基準値を超えるヒ素やフッ素が検出された。候補地も同じ時期に造成されたため、汚染されている可能性が高いという。別のボーリング調査では、液状化の恐れがあることも判明した。
関係者によると、市が汚染土壌の処分費などの概算額を計算したところ、約800億円かかることがわかったという。
市はこれまで、夢洲などの市有地を民間に売却・賃貸する際、その後に土壌汚染が見つかっても市が費用を負担しない「 瑕疵 担保責任の免責」を契約に盛り込んできた。
しかし、今回は、対策が必要なことが契約前から確実な上、IR施設は多数の観光客らが来場し安全確保が求められることなどから、市が土地所有者の責任として、対策費を負担することにしたという。
市は3月に事業者を追加募集した際、募集要項に市の負担方針を明記。最終的に、以前から手を挙げていたMGMリゾーツ・インターナショナル(米国)とオリックス連合以外に応募がなく、同連合が事業者に決まった。
報道によると、土壌汚染や沈下・液状化が問題となっている「夢洲」のIR・カジノ誘致用の土地49haの改良対策費用として、大阪市が800億円の税金を投入すると報じています。
松井市長は、以前 IR・カジノ用地には一銭も使わないと言明していました。万博のために、大阪市はすでに用地・インフラ整備・会場建設費などに約2千億円を投入する予定で、その上にさらに800億円など断じて許せるものではありません。
松井市長は、800億円を「港営事業会計」から賄うと言明しています。港営会計は、来年度に202億円のIR業者からの収入、及び来年度からIR用地の賃貸料年25億円を見込んで、「10年間の収支試算」で何とか成り立つとしていました。しかし、これが崩れて、収支見通しが全く出せない状態で、一般会計からの大幅な繰り入れがなければ、事実上の「破綻」となります(単独会計では成り立たない)。
その上に、800億円を押し付けると言う。それこそ、「港営事業会計」は「不良債権の集積場」なのでしょうか?、これでは、港運営は成り立たず、大阪経済は破綻してしまいます!
読売新聞の報道を紹介します。
夢洲の土壌対策費800億円、大阪市が全額負担…IR候補地
2021/12/20
大阪府と大阪市が誘致を進めるカジノを中核とする統合型リゾート(IR)を巡り、候補地の人工島・ 夢洲 (大阪市此花区)の土壌対策費を市が約800億円と算出していることがわかった。土地を所有する市が安全面などを考慮して全額を負担し、来年2月の市議会に関連予算案を提出する方針だ。
IRの候補地は夢洲(約390ヘクタール)北側の約49ヘクタール。国が設置を認可すれば、市は事業者と定期借地契約を結び、2029年度の開業を目指す方針。
候補地周辺では今年1月、市の土壌調査で基準値を超えるヒ素やフッ素が検出された。候補地も同じ時期に造成されたため、汚染されている可能性が高いという。別のボーリング調査では、液状化の恐れがあることも判明した。
関係者によると、市が汚染土壌の処分費などの概算額を計算したところ、約800億円かかることがわかったという。
市はこれまで、夢洲などの市有地を民間に売却・賃貸する際、その後に土壌汚染が見つかっても市が費用を負担しない「 瑕疵 担保責任の免責」を契約に盛り込んできた。
しかし、今回は、対策が必要なことが契約前から確実な上、IR施設は多数の観光客らが来場し安全確保が求められることなどから、市が土地所有者の責任として、対策費を負担することにしたという。
市は3月に事業者を追加募集した際、募集要項に市の負担方針を明記。最終的に、以前から手を挙げていたMGMリゾーツ・インターナショナル(米国)とオリックス連合以外に応募がなく、同連合が事業者に決まった。
=集会案内=「カジノ・万博」問題を考える討論集会
来年1月21日に下記の集会を開催します。是非ご参加ください。
「カジノ・万博」問題を考える討論集会
=夢洲への巨額税金投資が大阪財政を苦しめる=
日時:2022年 1月21日(金) 18時30分~
会場:エルおおさか 本館6階 大会議室
内容:問題提起
*夢洲開発と巨額「万博」の問題点
「夢洲の都市計画変更を考える懇談会」より
*賭博場「カジノ」はいらない !
「どないする大阪の未来ネット」より
*2月大阪府議会の課題
カジノ招致の議決、 議員定数削減問題など
府議会議員 民主ネット 野々上 愛 さん
問題的を受けて、会場参加者との討論をいたします。
資料代: 500円
また、2月からの府議会・市会への活動、市民アピールなどの諸活動のための、自主カンパをお願いする予定です。
主催:どないする大阪の未来ネット STOPカジノ・大阪
事務局 090-3270-8244(馬場)
「カジノ・万博」問題を考える討論集会
=夢洲への巨額税金投資が大阪財政を苦しめる=
日時:2022年 1月21日(金) 18時30分~
会場:エルおおさか 本館6階 大会議室
内容:問題提起
*夢洲開発と巨額「万博」の問題点
「夢洲の都市計画変更を考える懇談会」より
*賭博場「カジノ」はいらない !
「どないする大阪の未来ネット」より
*2月大阪府議会の課題
カジノ招致の議決、 議員定数削減問題など
府議会議員 民主ネット 野々上 愛 さん
問題的を受けて、会場参加者との討論をいたします。
資料代: 500円
また、2月からの府議会・市会への活動、市民アピールなどの諸活動のための、自主カンパをお願いする予定です。
主催:どないする大阪の未来ネット STOPカジノ・大阪
事務局 090-3270-8244(馬場)
2021年12月14日
来春の大阪府市議会にむけ「カジノ誘致」反対署名のお願い
【来春の大阪府市議会にむけ「カジノ誘致」反対署名のお願い】
最近、「朝日新聞」や「読売新聞」のオンライン記事などでも万博や夢洲の問題を取り上げてくれるようになりました。
それだけ、夢洲の都市計画を急遽変更し、万博やカジノ誘致を強引に進めてきた「維新政治」の危うさが浮き彫りとなりつつあるということだと思います。
特に、港湾局が「万博」に提供する「土地」を無償とすることに、「疑義」が表面化したり、地下鉄延伸のトンネル工事での軟弱地盤、有害物質問題などで万博関連費用がどんどん膨らんだり、更にはIR用地について、土壌汚染問題で追加費用が発生したら「大阪市」が負担することに対して、法的疑義も出始めています。
咲洲の土地が全く売れなかったとき、大幅に「値下げ」して売却しましたが、その時、「土壌」に問題が発生しても「買主負担」とするという契約をしました。それとの「比較論」で」住民訴訟」が起きた場合に大阪市が負ける可能性を否定できないとの弁護士見解もあります。
こんな杜撰な計画に巨額の「税金」投入を許さない!
大阪に「カジノ」はいらない! の声を大きくしましょう
来春の「大阪府議会」、「大阪市会」に向けて、多数の署名をお願いします
*署名は、大阪の住民に限りません。 より多くの方に広めてください。
*用紙は
https://bit.ly/3DDkWoj
画像をクリックしてダウンロードしてください。 取扱い団体のところは書き込んでください。
団体が無ければ、団体欄は白紙でお願いします。
*集約先 530-0043
大阪市北区天満1-6-8 六甲天満ビル 2階
おおさかユニオンネットワーク気付
どないする大阪の未来ネット 迄
第1次締め切り 1月末日
最近、「朝日新聞」や「読売新聞」のオンライン記事などでも万博や夢洲の問題を取り上げてくれるようになりました。
それだけ、夢洲の都市計画を急遽変更し、万博やカジノ誘致を強引に進めてきた「維新政治」の危うさが浮き彫りとなりつつあるということだと思います。
特に、港湾局が「万博」に提供する「土地」を無償とすることに、「疑義」が表面化したり、地下鉄延伸のトンネル工事での軟弱地盤、有害物質問題などで万博関連費用がどんどん膨らんだり、更にはIR用地について、土壌汚染問題で追加費用が発生したら「大阪市」が負担することに対して、法的疑義も出始めています。
咲洲の土地が全く売れなかったとき、大幅に「値下げ」して売却しましたが、その時、「土壌」に問題が発生しても「買主負担」とするという契約をしました。それとの「比較論」で」住民訴訟」が起きた場合に大阪市が負ける可能性を否定できないとの弁護士見解もあります。
こんな杜撰な計画に巨額の「税金」投入を許さない!
大阪に「カジノ」はいらない! の声を大きくしましょう
来春の「大阪府議会」、「大阪市会」に向けて、多数の署名をお願いします
*署名は、大阪の住民に限りません。 より多くの方に広めてください。
*用紙は
https://bit.ly/3DDkWoj
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*集約先 530-0043
大阪市北区天満1-6-8 六甲天満ビル 2階
おおさかユニオンネットワーク気付
どないする大阪の未来ネット 迄
第1次締め切り 1月末日