2021年06月21日

大型開発投資「NO」!・「コロナ対策の充実を!」街宣行動を再開しました

6月19日(土)13時より 南森町の天神橋商店街入り口において、「どないする大阪の未来ネット」と「大阪・市民交流会」の街宣行動を行いました。 

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緊急事態宣言下で十分な活動ができませんでしたが、知事・市長は「コロナ対策をやってる感」で演出をしながら、その裏では着々と「大阪市」の重要な「まちづくり」「都市計画」の権限と財源を大阪府に統合し、大阪市を「骨抜き」とする政策を実行しているのです。声をあげなければ、「大阪市」は「大阪維新の会」の独裁政治の中で、財政破綻を来しかねません。

13時にはどないネット、市民交流会の方たち16名が集まり、雨の中「やるしかない」と街宣行動を1時間決行しました。市民交流会のチラシ新作の「コロナ対策の充実を!」、更に出来立ての「一元化条例・委託規約は問題だ、大型開発投資を見直せ!」の2種類のチラシを配布しました。また、参加いただいた方が、自宅近くで配布するために計3千枚を持ち帰っていただきました。
    
今後の街宣予定は、7月3日(土)午後、7月17日(土)午後です。
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2021年06月11日

中学校長からも「久保校長の提言と大阪市教育への意見」が出される!

木川南小の久保校長に続いて、6月8日、港中の名田校長が「久保校長の提言と大阪市教育への意見」を出されました。facebookにアップされている意見書を掲載します。なお、当初にアップされたものから一部訂正を加えているとのことです。

「久保校長の提言と大阪市教育への意見」
大阪市立中学校 校長 名田正廣

大阪市立中学校に奉職して 38 年目ですが、私は今、教員生活の中で最大の危機感を感じています。

✳︎その理由は教員採用試験の倍率の低さや本校において大阪市外の採用試験の受け直し希望、他職への再就職をする人も増えています。また、多くの教員養成大学系の先生を知っていますが、大阪市外の学生の大阪市教員採用試験出願者が減り大阪市出身者でも大阪市は受けない人が増えたとよく聞きます。

もうずっと前から教頭のなり手が少ないですが、その状況はたいへん深刻です。小学校は自給自足できず多くの中学校籍の先生が小学校の管理職に配置転換されている現実があります。

他府県では教頭職には現在でもそう簡単になれるものではありません。他県の第 2 の地方都市の教育長をしている人が同期の友人でいますが、彼は、「校長の推薦がない限り教頭試験を受けることはできない。受験を校長から勧められたら、その先生は能力を認められたと非常に名誉なことと頑張る」と言っています。それが本来の形です。

教頭のなり手が減っていると言われてもう 10 年近くになります。

昨年 12 月の大阪市小中学校の常勤講師の欠員は60人だったようです。本校でも講師が必要になった時に、教育委員会人事担当にも連絡はすぐ入れ探してはくれますが、かなり長期間待たねばなりません。多くの管理職が欠員の先生の代わりに授業に入っています。本校でも毎年 2~3 名は SNS を介した自力での人材確保です。しかし、本当にもう限界です。

私は再任用 2 年目ですが、同期や 1 年下の校長の多くは定年で退職しました。仲の良かった校長にやめる理由を聞くと「もうしんどいねん」との枯れた返事でした。教頭から校長への栄進者が増えるのはうれしいことですが、力のある教頭候補が増えない限り、教育の改善は望めずそれどころか欠員さえ予想されます。教頭は言うまでもなく誰でもできる仕事ではありません。最悪の場合、学校の要である教頭のいない学校なんて想像しただけでも恐ろしいです。✳︎
市長の記者会見では久保校長の提言の内容や出た状況など真剣に聞く様子はなく、「校長だけど現場が分かってない。社会人として外に出たことはあるんかなと思いますね」「疲弊してやりがいが見つけらないんやたら、違う仕事を見つけたらいい」といったことが非常に大きく報じられています。もちろんその部分だけではないと思いますが、そのほかに伝わってくることは何もありません。

もし、発言に「お前の代わりはいくらでもいる」といった意味が込められているのであれば。市長には知っていただきたい。大阪市には代わりになる人はもういません。市長の発言は私は怒りよりも情けなくなり、同じ校長として頑張ってきた久保校長の気持ちを考えると、報われない虚しさを感じます。もう、自身も続ける気力が失せました。

そして、何も言えない教育委員会では命をかける気にはなりません。勇気をもっての進言もみ消されるのは、久保校長が何度か市民の声などで問題提起した対応を見ても明らかです。校長会で発言しても施策に対しては取り上げられることはありませんし、言える雰囲気でもありません。現場でも、疑問に思うことも言っても仕方ないと無機質になろうとし、心を病む先生が増えています。

私は全国レベルの研究会で挨拶をしたことが数年前にありましたが、そんな時の大阪市の注目度は残念ながら「興味本位」で驚くほど高かったです。久保校長の提言を、もしその時「朗読」できたら、他都市の校長は「常識が常識でない大阪市の現実」に「涙」を流したことでしょう。

私が書いた状況はオーバーでも何でもありません。こんな状況で良い教育ができるでしょうか?

日々、教職員は子どもたちのために必死に頑張っています。彼らが健全でないと健全な学校はできるわけがありません。

そして、そうなった原因は今の教育施策であることをご認識ください。全国的にも見られない新自由主義的教育施策を急激に導入されて、大阪市はハレーションを起こし、すでに「死に体」に近い状況です。私のところには多くの学校の教員からの苦しみの相談が届けられています。

かつては大阪市の教育現場は大人気でした。もちろん、その時代の課題は当然あり改善は必要でした。当時も今も私は「不易と流行」が教育にとって最も大事なことと思います。私の現在の勤務校では大阪市教育振興基本計画の「流行」である「先進的な取り組み」を取り入れ、本校の実践が広い範囲で広がりつつあります。そして、「不易」の部分である「人を大切にする協働の精神」を「職員のバーンアウトゼロ」に置き換えて毎年学校目標にしています。しかし、ストレスを緩和するのはそう簡単ではありません。先生が一人バーンアウトするとその補填で健康な職員が穴埋めに回らねばならない。穴が開いても大阪市では補填はそう簡単にない。その現実を考えると教職員にも「競争より協働」が必要な部分であると校長として強く思い実践しています。

大阪市教育振興基本計画の「教育振興」をするための最も必要なことは「人材確保や育成」に重きをなすことではないでしょうか。そのことを大阪市全体で置き去りにした結果、その最も大きなしわ寄せが「人材確保」に出ていることは明らかです。どこも人材確保は厳しいと聞き流すのではなく、今の現実をはっきりご認識され、市長はトップとしてしかるべき行動をお取りいただきたいと思います。

教育長におかれては今回の久保さんへの処分は「教育振興」につながる「人を大切にする観点」をもってお取り計らいのほどよろしくお願いいたします。また、法に基づく「教育の独立性」をはっきりとさせていただきたき崩壊の危機である大阪市教育をお救いください。

ここで立ち上がっていただけたら今まで以上に「協働の精神」で大阪市教育振興のために奉職する覚悟です。

なお、この意見書については大阪市の公開文書として開示対象になるようよろしくお願いします。

失礼の段は久保先生と同様に「提言」としてお許しください。
posted by terama at 15:20| Comment(0) | 大阪の教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

大阪市長・教育長宛に「木川南小久保敬校長提出 『大阪市教育行政への提言』の検討・実現を求める申入書」を提出

6月9日付で、松井・大阪市長、山本・大阪市教育長あてに、「どないする大阪の未来ネット」「大阪府・市の労働と人権問題を考えるネットワーク」の連名で「2021年5月17日付 木川南小 久保 敬校長提出 『大阪市教育行政への提言』の検討・実現を求める申入書」を提出しました。

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2021年5月17日付 木川南小 久保 敬校長提出 「大阪市教育行政への提言」の検討・実現を求める申入書

当団体は、大阪府政及び大阪市政に対しての政策的な研究や提言、及び労働と人権問題や差別の解消をめざして活動する市民団体であります。

さて、今年5月17日付にて、大阪市立木川南小学校の久保 敬校長より、市長に対して、「大阪市教育行政への提言」と題する文書が出されたことを知り、提言内容を読むことができました。

同提言の中で校長は冒頭で次のように述べています。

『子どもたちが豊かな未来を幸せに生きていくために、公教育はどうあるべきか真剣に考える時が来ている、学校は、グローバル教育を支える人材という「商品」を作り出す工場と化している。そこでは、子どもたちは、テストの点によって選別される「競争」に晒さ
れる。そして教職員は、子どもの成長にかかわる教育の本質に根ざした働きができず、喜びのない何のためかわからないような仕事に追われ、疲弊していく。さらには、やりがいや使命感を奪われ、働くことへの意欲さえ失いつつある』。

そして、具体的な現場の実態や悩みを述べた上で、次のように「警告」を述べています。

『私たち大人は、そのことに真剣に向き合わなければならない。 過度な競争を強いて、競争に打ち勝った者だけが「がんばった人間」として評価される、そんな理不尽な社会であっていいのか。誰もが幸せに生きる権利を持っており、社会は自由で公正・公平でなければならないはずだ、「生き抜く」世の中でなく、「生き合う」世の中でなくてはならない』。

この久保校長の提言について、私たち市民は大きな共感をおぼえました。次世代の市民として育成される子どもたちには、国籍や民族を問わず、グローバル化
する社会の中で多様な文化的背景や価値観を互いに認め合い、共に協力しながら社会運営していける市民的な資質がますます必要となってきます。それは、国際協調や友好平和な世界の維持・創出のためにも必要なものです。子どもにとって「学び」は、市民社会の中で多くの人々とともに生き、未来に向かって歩むために必要なものと考えます。

しかし、グローバル経済の進展の中で国家間の競争、企業間の競争がより激しくなり、国民、市民は競争に勝ち抜くことが美徳であり、使命であるかのように先導されて、社会生活に最も必要な「共生」、「協働」が失われ、地域では「コミュニテイ」さえもなくなりつつあります。こんな大人社会の現実を、未来を担う子どもたちに押し付けてはならないし、まして人間形成を育むべき教育方針や学校現場に持ち込んではならないと思います。ここ10年、大阪では教育への政治介入が強まり、知事や市長のトップダウンに基づく教育行政がまかり通り、民主的教育運営、生き生きとした教育現場の姿が失われていくことに大きな危惧を抱いていましたが、コロナ禍においても、知事・市長の独断で学校運営を指示する現実を見る時、その疑念をより強く感じざるを得ません。

今回の久保校長の市長への提言は、真に学校現場の悲痛な叫びであると同時に、保護者のみならず、私たち市民全体への重大な問題提起とも思えます。

市長は、報道によれば、提言に対して「従えないなら組織を出るべし」、「校長なんだけど社会がわかってない、社会人として外に出たことがあるんかね」、「今の時代、すごいスピード感で競争社会を生き抜いていかねばならない」、「先生として耐えられないなら仕事を変えた方が良い」などと言われたそうですが、まさに現場を見ようとしない強圧的な態度だといわざるを得ません。

そこで私たち2団体は、この件に関して共同で下記の3点を強く申し入れいたします。

尚、本申入事項に対して当団体宛に文書での回答を要求いたします。

申入事項

1,久保敬木川南小学校校長の提言をしっかり受け止め、早急に実態調査と真摯な議論を行い、今後の教育行政に生かしていくこと。

2,このような内部からの具体的「提言」や「意見具申」に対して、いかなる処分や圧力もかけないこと。

3,教育現場や教育委員会の中で、より良い議論ができるような、風通しのよい環境をつくること。
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2021年06月07日

ストップ維新!住んでよかったまち大阪をつくる市民連帯集会 6/20はYouTube配信、9月17日に集会開催

ストップ維新!住んでよかったまち大阪をつくる市民連帯集会

橋下・吉村流の民営化・リストラで大阪ピンチ!
病院や学校、水道や鉄道など
コモン(共同体)を再生して新しい大阪を

6月20日はオンラインで開催します〈YOU TUBE で視聴可能〉

6月20日(日) 午後1時30分~3時30分
https://youtu.be/G2X6umARUew

プログラム
● 開会あいさつ 平松邦夫
● 講演 中山 徹「アフターコロナ、アフター維新を展望する」
●スライドで見る維新の政治 西谷文和
● 講演 内田 樹「維新政治を乗り越えてコモンの再生を」
● 行動提起と閉会あいさつ 藤永のぶよ

集会を成功させるための募金をお願いします
〈カンパ振込先〉
ゆうちょ銀行 総合口座 14090 68761521
カジノ問題を考える大阪ネットワーク 会計担当 平井百子

* 今回いただいた募金は6月20日のオンライン集会費用として使用させていただ
きます
* 6月20日に予定していた参加協力券は、9月17日の集会でも使えます

9月17日の集会のチラシは以下からダウンロードできます
6.20市民連帯集会チラシおもて面-1.pdf

6.20市民連帯集会チラシおもて面-1.jpg
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2021年06月06日

6/17の討論集会は7/21に延期します!

コロナ感染問題は、依然として深刻さが続いています。 特に大阪の維新政治によって、削減・廃止・民営化など縮小され続けた結果の「医療体制の崩壊」は、行政のあり方を問うに余りある重大問題です。5月の府・市の補正予算の内容を見ても、国の施策による「交付金」を計上するのがほとんどで、大阪市などは「財政調整基金」(緊急時のための資金)を使おうとせず、1,000億円以上も、万博や大型投資のために残したままです。

6・17「一元化条例成立後の大阪府・市政を考える討論集会」は7月21日に再延期します。 

6月17日の討論集会(エルおおさか)は、会館の休館延長のために、再延期することにしました。国会情勢は、衆議院議員の10月任期満了を控え、「オリンピック」の強行開催との狭間で、解散や投票日が予測できませんが、9月説60%、10月説40%などとなっているようで、衆議院選挙に向けての市民からの「政策・要求提言」への準備も急がれます。そこで、討論集会もギリギリの日程で決めさせていただきました。よろしく、ご理解とご協力をお願いいたします。
   
「一元化条例成立後の大阪府・市政を考える討論集会」

*日時:7月21日(水)  18時30分~
*会場:エルおおさか 大会議室
*内容:5月市会報告と問題点 大阪市会議員 武直樹さん
    今後の大阪における市民運動の要求と方向性について 参加者による討論
*参加資料代 500円  
*今後の運動のためのカンパもお願いします。
posted by terama at 08:11| Comment(0) | 広域行政一元化反対 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする