2019年06月26日

大阪市民サミットで夢洲問題の分科会

G20大阪市民サミットが6月25日から始まりました。1日目の25日には、午前中に全体会、午後から2つのセッションで10の分科会が行われました。

全体会については、各メディアも報道しています。

産経新聞
https://www.sankei.com/west/news/190625/wst1906250039-n1.html

毎日新聞
https://mainichi.jp/articles/20190625/k00/00m/030/082000c

午後の分科会では、夢洲問題の分科会=「地域から世界へ:SDGsと夢洲万博 夢洲のリスクとポテンシャル」が開かれ、どないネットからも報告しました。

2019062513170000.jpg

この分科会では、まず大阪を知り・考える会の中野さんから開会のあいさつがあり、続いて6名の方が夢洲の抱える問題点について、「SDGs」「自然環境」「物流」「公害」「大気汚染の増大」「財政」の視点から、問題提起しました。そのほかに、「軟弱地盤」「経済」の観点からのレポートもペーパーの形で提起されていました。この中の「夢洲と物流」問題について、どないネットの馬場さんが報告を行いました。

どないネットからの報告は以下からダウンロードできます。
G20市民サミット原稿.(最終).pdf

そのあとの質疑討論でも、会場から活発な質問や意見が出され、非常に充実した分科会になりました。特に、夢洲の環境アセスメントについては、現在その「方法書」作成の業者が公募中ですが、市民サイドからアセス項目や方法などについて、積極的に提起していくことの重要性が指摘され、そういったとりくみを進めていこうということが確認されました。
posted by terama at 07:47| Comment(0) | 大阪万博 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月19日

5.25集会動画

25日に行われました「夢洲でIR・カジノ開発!?」~その環境安全問題を考える~の動画をIWJのサイトでごらんいただけます。

当日他の集会等と重なりご参加いただけなかったみなさま、ぜひご覧下さい。

https://iwj.co.jp/wj/open/archives/449400

司会 平松邦夫氏(公共政策ラボ代表、元大阪市長)

主催挨拶 中野雅司氏(大 阪を知り・考える市民の会代表)

講演 西川榮一氏(神戸商船大学名誉教授)「夢洲開発を環境・安全の視点で検 証する」

アピール 大野進氏(全港湾労組関西地方本部委員長)「夢洲で物量拠点とIR・ カジノが共存できるのか」/桜田照雄氏(阪南大学教授、会計学)「カジノは経 済効果マイナス」

リレートーク 大阪自然環境保全協会/大阪夢洲カジノ・万博工事差し止め訴訟原告/カジノ問題を考える大阪ネットワーク/大阪カジノに反対する市民の会
posted by terama at 16:23| Comment(0) | カジノ・IR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

やっぱり、夢洲での「観光・カジノ施設」は危険〜5・25夢洲問題市民集会

大変報告が遅くなりましたが、5・25夢洲問題市民集会の報告です。
            
5月25日午後2時から、阿倍野区民センターにおいて「夢洲でIR・カジノ開発!?」~その環境安全問題を考える~と題した市民集会が開催されました。
 
image005.png

集会は、大阪において「カジノ誘致」に反対する運動を行っている7つの市民団体の共催として企画されたものです。各種の集会や団体行事、堺市長選の諸準備などが重なる中での集会でしたが、150名の市民が集まっていただきました。

平松邦夫(元市長)さんの司会進行で始まり、主催者を代表して「大阪を知り・考える市民の会世話人」の中野雅司さんが集会の意義と主旨を説明しました。続いて講演に入り、「夢洲開発を環境・安全の視点で検証する」と題して、神戸商船大学名誉教授の西川榮一さんから1時間お話を聞きました。

続いて、二つの視点からアピールを受けました。まず、「夢洲で物流拠点とIR・カジノが共存できるか」との立場で全港湾労働組合関西地本委員長の大野 進さんから、次に「カジノは経済効果マイナス」と題して、阪南大学の桜田照雄さんからお話を聞きました。
 
最後に各方面からのリレートークに移り、環境保全協会の磯上慶子さん、万博公費差し止め裁判原告の稲盛豊さん、夢洲の土壌・環境問題を藤永のぶよさん、IRリーフレット配布差し止め裁判の西澤信善さんが問題を提起されました。

「夢洲」を「廃棄物の最終処分地」として将来にわたって活用しながら、緩やかに整地をしつつ、「大阪経済の玄関口」としての物流基地化をめざした港湾計画を、ストップさせてまで、万博・IR・カジノ施設を建設しようとする「大阪維新政治」の悪政の一端を知る大変意義のある集会でした。

今後とも私たちは、 市民・府民の大切な税金を一極に集中させる「大阪都構想」、その金を大資本や外国資本の金儲けの「舞台づくり」に投資をする「夢洲開発」の諸問題を追及しながら運動を進めます。ともに連携とご協力をお願い申し上げます。

image006.png

集会のあった5月25日の午前11時より1時間、区民センター前の「あべの駅」前で、「カジノ誘致反対、IR・カジノのための夢洲開発NO!」を訴えて、街宣と署名活動を行いました。 30度を超える炎天下の中、40筆の署名をいただき、チラシは200部配布しました。ご協力ありがとうございました。
posted by terama at 16:16| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

改めて「夢洲は観光地には適さない」を再確認〜署名活動と「夢洲」フイールドワーク報告

6月15日、雨と風と青空が交互に訪れる中、弁天町での署名・街宣活動と「夢洲フイールドワーク」を行いました。 

まず、11時から12時まで、弁天町駅で「大阪へのカジノ誘致反対」の街頭宣伝と署名活動を行いました。12名の方が参加いただきました。

image001.jpg

その後、夢洲フイールドワークに向かいました。バスには総勢22名が乗り込み、弁天町を出発し、「咲洲」のWTC屋上展望台に向かいました。道中で、配布した「夢洲」関係の諸資料の説明を行い一定の問題意識を共有しました。WTCは、G20の会場近くにあり、大変な警戒網の中、車の駐車にも苦労するあり様でしたが、逆に雨もあがり、晴天が広がるという幸運の中で、55階の展望台から、明確に「夢洲」の全景を見ることができました。

廃棄物の最終処分地として埋め立てが始まり、整地された所から、 国際コンテナ貨物を扱う物流拠点として、有効利用が図られ、物流業者に土地売却をしつつ、埋立事業費の償還をする長期計画が、万博・「IR・カジノ」のために大変更されたことに対し、何と不自然な政策変更なのかが説明も含めて、実態としてよくわかりました。

次に夢咲トンネルを通って「夢洲」に行き、コンテナ埠頭から、万博予定地、IR・カジノ予定地などを見て回りました。当日は土曜日で、コンテナ埠頭は稼働しておらず、平日は海上コンテナ車で渋滞の激しい周辺道路も閑散としていました。(空地にはG20警備の全国の警察からの応援部隊の車が一杯・・)

夢洲で初めて「カジノ反対の横断幕」を掲げました。

image002.jpg

夢洲の実態が市民にはほとんど知らされない中で、計画はどんどん進行します。知れば知るほど、夢洲での「万博・IR・カジノ」など多数の集客を呼ぶ「観光施設計画」は、物流面への影響にとどまらず、環境・防災・来客者の安全面などで、大きな問題があり、それを強行することによる「巨額投資」の将来への負担を考えると何とかくい止めなければとの思いが一層強くなりました。
   
posted by terama at 16:09| Comment(0) | カジノ・IR | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする